JOURNAL / 世界の食トレンド

カフェインの心配無用。１日何杯でも飲めるスーパーフードで作ったコーヒー代替品

Sweden [Stockholm]

2025.10.16

text by Sakiko Jin
スーパーフードをパウダー状にした「ウェイクアップ・ワンダー」225スウェーデンクローナ／140g 。溶かしてドリンクにしたり、料理に加えたりして、スーパーフードを手軽に摂取できる。

ここ数年、健康志向の潮流を受け、アサイー、ざくろ、クコ、キヌアなどのスーパーフードが、スムージーやプディングなどに姿を変えて、カフェやホテルの朝食などでよく見かけるようになった。

スウェーデンの「スーパーフード＆ベリーズ（Superfood & Berries）」は、2020年にストックホルムで創業した、パウダー状のスーパーフードミックスに特化した会社だ。ヘルシーで栄養価の高いスーパーフードで作る代替品はよく見かけるが、同社の新商品「ウェイクアップ・ワンダー（Wake-up Wonder）」は、今までにありそうでなかった“コーヒーの代替品”として話題を呼んでいる。

創業者の１人であるマリアは、数年に渡り甲状腺疾患、尿道炎、レイノー症候群など慢性的な健康問題に悩まされていた。スーパーフードを始めとする、添加物不使用の食べ物を摂り入れる食事療法に切り替えたのと同時に、自身で作ったスーパーフードミックスを摂取し、健康な身体になったことが会社設立のきっかけだ。

ウェイクアップ・ワンダーは、白樺などの樹木に寄生するサルノコシカケ科のキノコ「チャーガ（カバノアナタケ）」、エクアドル熱帯雨林に生息する常緑樹「グアユサ」の葉、霊芝（レイシ）、カカオ、ナッツメグ、デーツ、ショウガ、黒コショウなどが入っており、インスタントコーヒーのようにお湯で溶かしたり、ミルクに入れてカフェオレっぽくして手軽に飲める。