「日本酒」が映し出す、地域本来の姿。蔵元が描く菊池川流域の理想郷「産土」
【熊本】 中田英寿のクラフト生産者を巡る旅#04

生物多様性の保全における水田や湿地の重要性が見直されるなか、地域性を生かした日本酒を志す造り手によって、昔ながらの米作り、酒造りが広がっています。

土地在来の品種米の活用や畑苗代、疎植一本植え、自然農法、馬耕・・・それによって育まれた米の味わいを生かす醸造。熊本「花の香酒造」蔵元・神田清隆さんは一連の取り組みを「十二農醸」と表現し、菊池川流域和水(なごみ)地区に元来備わっていた自然の営みを取り戻そうとしています。中田英寿さんが訪ねました。 

ワイナリー経営にジェンダーの壁はない!女性リーダーの経営力を裏付ける調査結果が発表 Italy [Verona]

「女性が経営するワイナリーは収益性が高い」。そんな興味深い調査結果が、2026年4月にヴェローナで開催された世界最大規模のワイン見本市「ヴィニタリー(VINITALY)」で発表された。 この調査は、CREA(イタリア国立農業研究・農業経済調査機構)と、生産者、ソムリエ、醸造家、ジャーナリスト、レストラン経営者など、ワイン業界で活躍する女性たち約1,250名が所属する全国女性ワイン協会「レ・ドンネ・デル・ヴィーノ(Le donne del vino)」が共同で行なったもの。 その結果明らかになったのは、オーナーや経営責任者として女性が率いるワイナリーは、男性が営むワイナリーとほぼ同等の経営上の特徴を見せている、つまり規模(共に平均13.5ヘクタール)に始まり、業務の組織化や機械化のレベルに至るまで、ほとんど差異が見られないということだった。その上で、2021〜23年の3年間で女性経営のワイナリーは、平均収益が5%高かったという結果が判明したのだ。 女性が発揮するリーダーシップには「多様な能力を統合する力」「強固な組織を構築する力」「ビジネス、人材、地域社会を結びつける力」が特に強いということも調査によって明らかになった。調査対象となった女性経営者による企業のうち75%が持続可能性に重きを置いているというデータも特徴的だ。そんな女性リーダーの能力を発揮した新しい経営スタイルが、カリスマオーナーによるワンマン経営が目立っていたイタリアワイン界の古い体質に新しい風を吹き込みつつある。

時間がおいしくしてくれる!ナポリ流ダイナミックな「真イワシのマリネ」 パワーオフ・レシピ

エアコンの使用などで家庭での電気使用量が急増する夏。一人ひとりがエネルギー消費の節約に取り組むことが気候変動抑制につながることから、電気やガスを使わなくてもおいしく作ることができる「パワーオフ・レシピ」をシェフに教わります。暑い日に台所で火を使いたくないときはもちろん、知っておくとガスや電気が止まった災害時やアウトドアでも役立ちます。電気・ガス代が過去最高水準になっている今、家計防衛術としてもレパートリーに取り入れたいレシピです。

7月6日(月)よりフェア開始。
茨城の初夏の食材に生命を吹き込む、シェフ5人の発想

台風が間近に迫る2026年6月初旬、都内5人の実力派シェフ・パティシエたちが、ひぬまやまとしじみ、メロン「イバラキング」、ナチュラルチーズ、常陸牛(ひたちぎゅう)、と茨城県の豊かな食材を視察し、料理のアイデアを膨らませました。日本料理、スパニッシュ、韓国料理のシェフ、そしてパティシエが、生産者や食材のどこにフォーカスし、どんなメニューを生み出したのか。7月6日(月)より提供が始まるメニューの裏側に迫ります。視察の様子・食材の詳細は、初夏の茨城へ。生産者を巡る、5人のシェフたちのまなざし。 【5人のシェフの発想】 ■日本料理「ザ・リッツ・カールトン東京 ひのきざか」(赤坂)大江侑基 ■韓国料理「HASUO」(広尾)イ・ジョンジュン ■日本料理「SHIZEN」(渋谷)國居 優 ■スペイン料理「アロセリア ラ パンサ」(銀座)平松篤人 ■パティスリー「EQUALLY」(豪徳寺)友納滉一

初夏の茨城へ。生産者を巡る、5人のシェフたちのまなざし

2026年6月、初夏の茨城を5人のシェフとパティシエが巡りました。ひぬまやまとしじみ、メロン「イバラキング」、ナチュラルチーズ、常陸牛(ひたちぎゅう)。料理として完成された一皿も、その背景には、湖や畑、牛舎や工房で積み重ねられてきた時間があります。食材が育まれるプロセスと作り手の想いに触れながら、一皿へと続くインスピレーションを探す旅へ。日本料理、韓国料理、スパニッシュ、そしてパティスリー。それぞれ異なるジャンルで活躍する料理人が出会った、茨城の豊かな食の営みをお届けします。