PEOPLE / 生産者・伴走者

まだ知らない日本茶の味がある。永世茶聖、手もみ茶職人・中島毅
まだ知らない日本茶の味がある。永世茶聖、手もみ茶職人・中島毅

迷ったときは、「手もみに戻るのが一番」と、若き永世茶聖、中島毅さん。
永世茶聖__全国にわずか2人しかいない称号を持つ、手もみ茶職人の一人である。
昨年11月から、埼玉・仏子のフランス料理店「ウェロニカ・ペルシカ」のティーペアリングの監修をはじめた。ワイングラスに茶を注ぎ、狭山茶のテロワールを語りながら8皿のフルコースと寄り添わせる。ノンアルコールの波が広がるレストランで、茶の原点を知るスペシャリストの知識と技術が求められる時代がはじまっている。

Read More ...

2025.05.02

エンジニアの最適化技術で作るチーズ
エンジニアの最適化技術で作るチーズ
チーズ職人「ボスケソ・チーズラボ」是本健介

航空宇宙工学の博士号を持つ。自動車や航空機エンジンの開発から一転、チーズ作りへと転身した。エンジニアとしてのものづくりの考え方、実験計画法の概念をチーズ作りに応用。
科学的アプローチによって確実にチーズのクオリティを上げていった。志すのは地域を取り結ぶようなチーズのあり方だ。

Read More ...

2025.04.17

元新薬開発技術研究者が選んだ、ひとり酪農の道。「この子たちと、できるだけ長く一緒にいたい」
元新薬開発技術研究者が選んだ、ひとり酪農の道。「この子たちと、できるだけ長く一緒にいたい」
山梨・河口湖「Mt.Fuji Craft! Farm」金子さおり

6haに3頭と、生まれたばかりの1頭。相棒の様に牛たちを愛でながら暮らし、季節によって変わる生乳の味わいでチーズを作る。元新薬開発の研究員だった女性が始めた酪農のかたちです。

Read More ...

2024.07.29

レモンは、「搾る」だけでなく、「食べる」もの
レモンは、「搾る」だけでなく、「食べる」もの
シトラス・ファーマー 菅 秀和

手にすると、ずっしり重く、爽やかな香りが立ち上る。鮮やかな黄色の皮ごと口に含めば、優しい酸味の奥に甘味も感じる。「レモンは食べるフルーツ」。柑橘農園「たてみち屋」の菅秀和さんは、広島県生口(いくち)島...

Read More ...

2024.01.29

どぶろくで、世界、米農家と繋がる
どぶろくで、世界、米農家と繋がる
どぶろく杜氏、料理人、オーベルジュ店主 佐々木要太郎

「日本酒が表なら、どぶろくは裏の酒」。岩手県遠野市で、突き抜けたどぶろくを造ると噂の人、佐々木要太郎さんの言葉だ。

Read More ...

2023.11.20

理化学ガラス問屋が「蒸留器」から手掛けるクラフトジンが、東京の新しい地酒になる
理化学ガラス問屋が「蒸留器」から手掛けるクラフトジンが、東京の新しい地酒になる

2023年の春、東京・清澄白河に「深川蒸留所」が開業、クラフトジン「FUEKI(フエキ)」がリリースされた。「清澄白河×蒸留所×クラフトジン」とはまるで流行りものの三題噺のようだが、老舗の理化学ガラス...

Read More ...

2023.09.14

日本の酒を世界のSAKEへ。海を渡った杜氏の第3章、始まる。
日本の酒を世界のSAKEへ。海を渡った杜氏の第3章、始まる。
「WAKAZE」最高醸造責任者 今井翔也

近頃、クラフトビールならぬ、「クラフトサケ」の存在感がじわじわと増している。きっかけは、2022年、7つのクラフトサケ醸造所からなる「クラフトサケブリュワリー協会」の設立だ。ここでいう「クラフトサケ」...

Read More ...

2023.09.07

発酵好きが高じて、日本酒造りに
発酵好きが高じて、日本酒造りに
蔵人 アドリアン・マンハレス・ベルトラン

その酒を初めて飲んだ時の驚きを、今も忘れない。昨年(2016年)秋の東京。開栓されたのは、「NAMI」の酒銘をもつメキシコ産の酒である。彼の地に初の清酒蔵が誕生したらしいと耳にしたのは、2015年。

Read More ...

2023.08.24

パオロ・ヴォドピーヴェッツが語るイタリア自然派ワイン20年の歩み
パオロ・ヴォドピーヴェッツが語るイタリア自然派ワイン20年の歩み

2007年の来日時、「僕はワインを造りながらも、人類の将来のことを考えてしまう。土を生き返らせるような、こうした農業に世界全体で切り替わることを心から願っているんだ(『料理通信』2008年3月号より)...

Read More ...

2023.06.05

どんな色、形が「今」なのか
どんな色、形が「今」なのか
ボタニカルクリエイター 井上隆太郎

フーディーズが絶賛するレストランの料理には、幾つかの共通項がある。その一つは「ボタニカル」だろう。自然を切り取るかのように皿の上にそっと配される、小さなハーブやエディブルフラワー。口中で広がるフレッシ...

Read More ...

2023.01.26

馬の力を借りて田畑を耕し、森を管理する
馬の力を借りて田畑を耕し、森を管理する
鳥取・智頭町「森のうまごや」岩田和明

岩田和明さんが2頭の馬、耕太郎と福之助と共に家族7人で鳥取県智頭町(ちづちょう)へ移住したのは2018年。馬の力を借りて田畑を耕し、森の管理をする日々を送っています。化石燃料に頼らない暮らしを取り戻し...

Read More ...

2023.01.23

実というより、環境そのものを育てる感覚です
実というより、環境そのものを育てる感覚です
オリーブ&オリーブ油生産農家 山本勝重

国産オリーブというと、多くの人は香川・小豆島を思い浮かべるだろう。実際「平成25年特産果樹生産動態等調査」を見ると、同年に生産された国産オリーブは261・3トン、うち252・3トンが香川県産だ。しかし...

Read More ...

2022.12.26

PEOPLE