Italy[Milano]
新生老舗カフェの名物は古き良き“パンコット”
2020.05.07
 
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          ミラノの中心、ドゥオーモ広場とガッレリーアに面した創業1915年の老舗カフェ「カンパリーノ」がリニューアルオープン。敏腕シェフのダヴィデ・オルダーニとコラボしたことでも話題である。 
 目を引くのが、オルダーニのパンコット。「幼い頃よく、マンマが硬くなったパンを水やミルクで軟らかくしてフライパンで焼いてくれたもの」。その思い出の料理を、斬新で美しい皿に変身。厳選した小麦粉をブレンドし4タイプの生地に練り、自家培養酵母で発酵させて焼きあげる。ミラノ風には、生地にサフランを加え、タマネギのカラメリゼとパルミジャーノチーズのクリームを添える。「季節の食材に合わせ表情を変え、いつも新しさを求めるミラノ気質にぴったり」とオルダーニ。
 1階は磨かれたカウンターとガラス張りのテラス席、2階のラウンジでは、カンパリベースのカクテルとペアリングでパンコット各種も楽しめる。地下には、プライベートなイベント用スペースも。新装「カンパリーノ」は、すでにミラネーゼの憩いの場として賑わっている。
 (『料理通信』2020年4月号/「ワールドトピックス」より)
 
 
 ◎ Camparino 
 Piazza Duomo 21, 20121 Milano
 ☎+39-02-86464435
 8:30~23:00(土曜9:00~、日曜~22:00)
 無休
 パンコット 16ユーロ、グラスワイン 10~19ユーロ
 www.camparino.com
 text & by Yuko Suyama 
 
JOURNAL / 世界の食トレンド
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