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鮨を食べに、富山へ行こう!一瞬の海の命を握る。新湊・鮨オーベルジュ「橋場」

2026.07.31

2026年5月、富山県射水市・新湊に鮨オーベルジュ「橋場」がオープンしました。
人と同様、生まれ育ち、変化し、また次の命へとつながっていく海の命。産卵や脱皮、成長、回遊や越冬という営みを経て、それらは刻々と姿を変えています。この地、その瞬間に輝く命を意識しながら鮨を握る。開業前、「これが僕が本当にやりたかったことです」と語っていた、鮨職人・橋場俊治さん。

東京・元麻布「鮨しゅんじ」の大将であり、「鮨さいとう」初の暖簾分けという華々しいキャリアで評価を受けながら、追い求めてきたのは、単なる“うまい鮨” ではない。多様な魚が生きる宝石のような漁場の近くで、生態系ごと海を理解し、水揚げ直後から変化し続ける鮮魚の食感や香り、味わいを、そのまま掬い取るように表現する鮨と料理です。

開業準備でタッグを組んだのは、 氷見の海を知り尽くす創業100余年の老舗魚問屋「松本魚問屋」代表取締役・松本幸一郎さん。プロの料理人が忖度なしに地元の素材を語りあう場を醸成したいと、料理人たちが集う厨房で、ジャンル問わずに都内のトップシェフと対話を重ねてきた。「本音ベースで付き合えるプロの料理人に、氷見の価値を顕在化させてほしかった」と、オーベルジュ誕生の背景を語ります。

鮨カウンターは6席、客室は全3室。辺境のレストランに注目が集まる今、ただ遠くの名所を目指すのではなく、目の前の風景をどこまでも深く味わう旅へ。富山湾の静かな水辺に生まれた、小さくもかけがえのない鮨と滞在の拠点です。

「筋肉が生きている状態の獲れたての魚は、江戸前の熟成技術とは異なるアプローチが必要です」と、店主・橋場俊治さん。富山湾と向き合う鮨カウンターは、富山県産の栃の木の一枚板を使用。元麻布店「鮨しゅんじ」は食べログアワードやゴ・エ・ミヨで高い評価を受け、2026年の「アジアのベストレストラン50」51〜100位リストでは63位に選出。

◎橋場
​富山県射水市港町5-1
https://www.sushi-shunji.tokyo/auberge

(料理通信)

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