食感のコントラストが絶妙!春薫る「空豆とわかめのかき揚げ」
フェーズフリーな食材レシピ:乾燥ワカメ
2026.03.05
photographs by Hide Urabe
乾物や缶詰など常温で長期保存できる食材は、備蓄食品にも向く優れもの。普段の食事にも取り入れることで、「いざという時に賞味期限が切れていた」「食べ慣れない味で食が進まない」という問題も避けられます。「いつも」と「もしも」をつなぐフェーズフリー*な食材を、おいしく活用するレシピ。今回は、乾燥ワカメとソラ豆を使った春らしいかき揚げを紹介します。アーモンドも入って、食感のコントラストが絶妙です。
*フェーズフリー(Phase Free)は、防災の専門家として活動を続けてきた佐藤唯行氏が2014年に提唱した考え方。
目次
教えてくれた人:東京・学芸大学「あめつち」土井美穂
鎌倉「なると屋+典座」を経て2013年に現店を開店。旬の野菜を中心に、豆、乾物などを使った家庭料理とそれに寄り添う、昔ながらの手法で丁寧に作られている小さな酒蔵の純米酒を中心に揃える。『ミシュランガイド東京 2022』にビブグルマンとして掲載。
アーモンドで香ばしさをプラス
「意識していませんでしたが、動物性を使っていない料理はメニュー全体の1/3くらいですね」と店主の土井美穂さん。
かき揚げは一見、素揚げのように見えるが、極少量の小麦粉と水で、ワカメとソラ豆をつないでいる。パリパリのワカメの香ばしさとホクホクのソラ豆の甘味の対比で味にメリハリが生まれる。さらにアーモンドを加えて香ばしさ全開にするなど、小さな一皿の中に、味が単調にならない工夫が巧みに盛り込まれている。
動物性ゼロでも満たされるのは、味の強さより、作り手の細やかさによる所が大きい。
「空豆とわかめのかき揚げ」の材料と作り方
[材料](作りやすい分量)
ソラ豆・・・正味100g(さやから出したもの)
乾燥ワカメ・・・5g
アーモンド(スリーバード*)・・・10g
小麦粉・・・20g
塩、油・・・各適量
* 縦割りになったアーモンド。スライスよりも割れにくい。
[作り方]
[1]ソラ豆の皮を剥く
ソラ豆はさやから出し、皮を剥く。
[2]ワカメを戻す
ワカメは水で戻し、水気を絞る。
[3]衣をまとわせる
ボウルにソラ豆とワカメ、アーモンドを入れ、小麦粉をまぶす。冷水を加減しながら少量ずつ加えてまとめる。
[4]揚げる
揚げ油を中温(170℃~ 180℃ )に熱し、3を両手で一口サイズにギュッと丸めて油に落とし入れ、からりとするまで揚げる。
[5]仕上げ
油を切って器に盛り、塩を添える。
(雑誌『料理通信』2019年7月号掲載/本文はウェブサイト用に一部調整しています)
東京・学芸大学「あめつち」の店舗情報
◎あめつち
東京都目黒区中町1-35-7
☎03-3712-1806
平日18:00~21:00LO
土曜、日曜、祝日17:00~20:00LO
月曜、火曜休(祝日は不定休)
東急線学芸大学駅より徒歩12分
http://www.ame-tsuchi.com/
※営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗に確認してください。
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