湯島「アターブル」中秋陽一がジビエ料理の最高峰で世界1位に!
「リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル世界大会2025」
2025.10.31
 
                    「ア ターブル」中秋陽一シェフ(中央)「ノミコス」エドガー・ライメット氏(右)、「ル・マリュ」ルドヴィク・ブルトゥノー氏(左)。 photographs by Stéghane Riss
2025年10月25日、フランス・ロモランタン=ランチュネーで開催された「リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル世界大会2025」にて、東京・湯島のフレンチレストラン「ア・ターブル」中秋陽一シェフが優勝を果たしました。ジビエ料理の最高峰とされる伝統的なフランス料理の世界大会において、日本人シェフが頂点に立つ快挙です。
続く2位には、パリ「ノミコス」エドガー・ライメット(Edgar Laymet)氏、3位には、ヴァンドーム「ル・マリュ(Le Malu)」ルドヴィク・ブルトゥノー(Ludovic Brethenoux)氏が入賞。
「リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル」は「野兎の王家風」という意味を持つフランス料理の伝統的な一皿。野兎の肉を赤ワインに漬け込み、長時間調理することで驚くほど柔らかく仕上げるこの料理は、極めて高い技術が必要とされています。
 
                                                                                                    本大会は、毎年狩猟シーズンの初めに開かれる美食フェスティバル「Journées Gastronomiques de Sologne(ソローニュ美食の日々)」の一環として開催され、審査委員長にはM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)、ポール・ボキューズのエグゼクティブシェフ、オリヴィエ・クーヴァン氏が務め、審査員にはユーゴ・スーシェ(レ・プレ・デュジェニー、ミシュラン三ツ星)、ダヴィッド・ビゼ(ロワゾー・ブラン、二ツ星)など、フランス料理界を代表する顔ぶれが名を連ねました。
日本代表の選考予選は2025年2月に開催され、一般社団法人 Collège Culinaire du Japon (コレージュ・キュリネール・デュ・ジャポン:CCJ)が選考を行っています。
2024年大会では、トゥールダルジャン東京のルノー・オージエシェフの下で修業した柴田啓介シェフが2位に入賞。フランス料理の伝統技術を競うフィールドでは、パテ・クルート世界選手権でも日本人シェフの優勝が続くなど、その躍進ぶりが注目されています。
 
                                                                                                    ◎リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル協会
https://www.championnatdulievrealaroyale.com/
 
         
             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                            