ドキュメンタリー映画『百姓の百の声』続編「未来にタネをまく」が、市民プロデューサー募集中!
2025.05.02

柴田昌平監督によるドキュメンタリー映画『百姓の百の声』(2022年11月公開)は、「食べている限り、誰の隣にも『農』はある。なのにどうして、『農』の世界は私たちから遠いのか」という問いかけからスタートする。
今、“令和の米騒動”と呼ばれる事態に直面して、そのことを実感している人は多いのではないだろうか?
『百姓の百の声』は、農業界のレジェンドたちの強靭でしなやかな精神力や極めた人間特有の面白みで観る者を圧倒しつつ、日本の農家が集積してきた独創的な知恵と工夫を映し出した。22年度の「農業ジャーナリスト賞」(農政ジャーナリストの会)を受賞するなど高い評価を得た。
柴田監督は現在、続編を制作中だ。2026年の公開を目指し、『未来にタネをまく』をテーマとして取材と撮影を重ねている。続編は、最新の科学や問題意識を総動員して、未来へ持続する農の取り組みを模索する 20代、30代、40代の百姓たちが主役である。
農業の問題は、今ここに生きている全ての人間に関わることであると同時に、これからの世代の問題でもある。“令和の米騒動”が1970年から始まった減反政策に一因があると指摘されるように、現在の農業のかたちは次世代に影響を及ぼす。柴田監督は「地域をつなぎ、地球環境に配慮し、食料自給を確たるものとしようとしたとき、100年後の大地を私たちはどうイメージしていけばよいのか?」との問題意識で続編の制作に取り組んでいる。
映画制作を通して、柴田監督が目指すのは「『農』と『市民』をつなぐこと」。映画制作と作品の上映について、より多くの人々が関わり、共に農を支え、食の安定を目指し、未来にタネを蒔くべく、市民プロデューサー・協賛団体を募集中だ。
詳細は、下記応募サイトををご覧ください。
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