HOME 〉

NEWS

ドミニク・ブシェ トーキョー 伊藤翔がパテ・クルート日本代表に!

「パテ・クルート世界選手権 日本大会決勝 2025」

2025.11.13

©日本シャルキュトリ協会

2025年10月28日、駐日フランス大使公邸において開催された「パテ・クルート世界選手権 日本大会決勝」にて、東京・銀座「ドミニク・ブシェ トーキョー」伊藤翔氏が優勝を果たしました。 続く2位には、千葉市「フランス料理 ルクール」の石本省吾氏、3位には、箱根湯本「湯本富士屋ホテル」の小林嵩明氏が受賞しています。

本大会は、日本シャルキュトリ協会により10年前にスタート。毎年多くの優れた才能を持つシェフが舞台に立ち、卓越した技術と創造性を競い合い、日仏両国の食文化交流に貢献してきました。開幕式でフィリップ・セトン駐日フランス大使は、中世発祥のパテ・クルートという伝統料理が、遠く離れた日本の地においてこれほどまでに迎えいれられ、祝福されていることへの深い感動と、大会が新たな才能の発掘と育成の場として日仏ガストロミーの発展に大きく寄与していることへの敬意を語りました。

審査委員長にはパリの名店「ラストル・サン・アポストロフ」オーナーシェフで2012年パテ・クルート世界チャンピオンのヨハン・ラストル氏と、サント=サヴィーヌ「メゾン・ティエリー」オーナーシェフであり、伝統的なシャルキュトリ製法の第一人者でもあるクリストフ・ティエリー氏が務め、審査員にはフランス人および日本人著名シェフ各10名に加え、プレス審査員、特別ゲストを含む総勢25名が参加し、ブラインドによる厳正な試食審査が行われました。

本大会からはこれまで、4名の世界チャンピオンが誕生しています。今回、優勝した伊藤翔氏と準優勝の石本省吾氏は、2025年12月1日にフランス・リヨンにて開催される世界選手権決勝に出場します。

「パテ・クルート」は中世シャンパーニュ=アルデンヌ地方に端を発する伝統的な料理で、シャルキュトリ(加工肉製品)の中でも特に高度な技術と芸術性を必要とされる。©日本シャルキュトリ協会
(前列中央・左から)箱根湯本「湯本富士屋ホテル」の小林嵩明氏、「ドミニク・ブシェトーキョー」伊藤翔氏、千葉市「フランス料理 ルクール」の石本省吾氏。©日本シャルキュトリ協会

◎日本シャルキュトリ協会
https://www.charcuterie.jp/

(料理通信)

料理通信メールマガジン(無料)に登録しませんか?

食のプロや愛好家が求める国内外の食の世界の動き、プロの名作レシピ、スペシャルなイベント情報などをお届けします。